キャビティ(凹) マスク
アディティブ

キャビティ(凹)マスク

特徴

凹形状の基板の上面部・底面部の印刷を1回で実施出来、製品完成までのタクトタイムの短縮が可能になります。

キャビティー基板とは

(図1)のように、基板自体が凹形状をしており、凹部底面への搭載をどのように行うかで、品質・タクトタイムの問題が発生します。

キャビティー基板とは
Cavity 02

キャビティーマスクを使用しない印刷方法

キャビティーマスクを使用しない場合、基板上面部と底面部の2回を分けて印刷(塗布)する必要があります。

1.基板上部印刷

キャビティーマスクを使用しない印刷方法

2.基板底面部印刷

基板底面部印刷

3.部品実装とリフロー

部品実装とリフロー

4.問題点(デメリット)

  • 上面部・底面部の印刷を分ける為、2回の印刷が必要
  • 2回を別印刷で実施する為、設備スペースの大型化
  • 底面部印刷(塗布)の再現性低下
  • 製品完成までのタクトタイムの長期化

キャビティーマスクを使用した印刷

キャビティーマスクを使用した場合、基板上面部と底面部を1回で印刷(塗布)することが可能となります。

一括印刷(塗布)

一括印刷(塗布)

版離れ

版離れ

部品実装とリフロー

部品実装とリフロー

改善点(メリット)

  • 上面部・底面部の印刷を1回で実施出来る
  • 通常印刷機のみで対応できる為、省スペース化が可能
  • 底面部印刷(塗布)の再現性向上
  • 製品完成までのタクトタイムの短縮が可能